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『東京フィル中学生夢づくりコンサート』


前回の更新から随分と時間が経ちましたが、皆さま、お元気でいらっしゃいますか。

この度、長岡市教育委員会・(公財)長岡市芸術振興文化財団主催の「東京フィル中学生夢づくりコンサート」にKダンスアカデミープリンシパルの古澤友菜が出演させて頂くという素晴らしい機会を頂くことができました。

この企画は、長岡市の小学5年生、中学2年生、総勢6,000名を合計4公演に分け、世界的に活躍をする指揮者・三ツ橋敬子さんと東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに招待するというもの。長岡では普段、なかなか聞く事のできない最高峰のクラシック音楽に触れ、子どもたちが夢を持つことを応援するという素敵な企画でした。

今回のテーマはバレエ音楽。

毎年実施されているそうですが、今年は改修工事中の長岡市立劇場が使えない為、アオーレ長岡アリーナが特設会場となりました。長岡が誇る大きなアリーナに仮設のステージと1500席の座席を設営し、75名の楽団員のフルオーケストラの演奏とバレエをひとつのステージで上演するという大規模な舞台となりました。

プログラムのオープニングは、バレエ「ガイーヌ」より「剣の舞」からはじまり、子どもたちは迫力ある演奏に釘付け。その他「くるみ割り人形」などのバレエ音楽から、「パイレーツオブカリビアン」「スターウォーズ」のテーマ曲などの多くの人に親しまれている映画音楽まで、子どもたちに身近な曲目で構成され、目の前で演奏されるその臨場感を大いに楽しみました。

古澤は、ミンクス作曲・バレエ「ドン・キホーテ」より第3幕、明るいキャラクターのキトリのヴァリエーション。続いて、サン=サーンス作曲・「動物の謝肉祭」より「白鳥」を躍りました。「白鳥」は、帝室バレエの黄金時代の至宝と呼ばれるバレリーナ、アンナ・パヴロアの代名詞となった「瀕死の白鳥」です。生き生きとしたキトリの演技と、迫りくる死の直前まで生き抜こうとする白鳥の死の対比が印象的でした。

2014年、地域にバレエ・ダンスアートを育てる会は「くるみ割り人形・全幕」を上演し、その際、東京フィルハーモニー交響楽団に演奏して頂いたことが遠く夢の様ですが、今回、演奏を背に堂々と踊る古澤友菜の姿を見て、更なる成長を感じることができました。大役、お疲れ様でした。

MCでは指揮者を務めた三ツ橋敬子さんの、人生の転機と呼べる様な、自分が音楽家としての夢を持つに至った中学時代の体験などをお話してくださり、夢を持ち続けることの楽しさと強い意思とを子どもたちに伝えてくれました。古澤友菜も、幼少のころからの「バレリーナになりたい!」という揺るぎない夢の存在があった、と話していました。この様な素晴らしいステージを見ることのできた長岡市の子どもたちは幸せです。

貴重な経験を与えてくださった、関係者の皆さま、有難うございました!!

※写真はリハーサル中に撮影したものです。

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